【4%ルールに適したポートフォリオとは?】サイドFIREの出口戦略で失敗しない方法3つとは?

【4%ルール】 【インデックス投資】

【4%ルールに適したポートフォリオとは?】サイドFIREの出口戦略で失敗しない方法3つ!

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悩む人

  • 4%ルールってなに?
  • なんでサイドFIREに4%ルールがオススメなの?
  • 4%ルールを活用にはどんなポートフォリオにするべき?

誰か教えてください!

 

高卒サラリーマン

こういった疑問に答えます。

 

この記事を書いた人

  • 30歳までのサイドFIREを目指す22歳高卒会社員
  • 毎月20万円ほど蓄財へ(貯蓄率70%)
  • 投資先は『S&P500』と『NASDAQ100』

 

本記事の内容

  • 4%ルールとは?
  • 4%ルールがサイドFIREと相性が良い理由
  • 4%ルールに最適なポートフォリオ
  • 日本で4%ルールを利用する注意点3つ
  • 4%ルールの5つの懸念点
  • 4%ルールで失敗しない対策方法3つ

 

実は、この記事を読むと、4%ルールに適したポートフォリオは何か、知ることができます。

 

なぜなら、ぼく自身が4%ルールを活用することを前提に、資産形成をしているからです。

 

✔︎【先日ツイートした内容】

 

4%ルールを活用するなら、全世界株より米国の方が過去のエビデンスもある分、信頼が高い。
資産形成なら全世界もアリ。だけど中国やインドは確かに伸びてるけど、投資先としては不安定。

少額持つ分には良いけど持ちすぎても足を引っ張る。

自分はDC以外は米国をメインでこのまま資産形成していきます。

 

結論から言ってしまうと、4%ルールに有効ポートフォリオは、『S&P500』を中心としたものになります。

 

この記事を読むと、サイドFIREの出口戦略に4%ルールが有効な理由について知ることができます。

 

高卒サラリーマン

この記事を読み終えると、リタイア後の取り崩しを見据えた、失敗しにくい資産形成戦略を知ることができますよ。

 

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目次

【4%ルールとは?】トリニティ大学の論文のこと

 

【4%ルールとは?】トリニティ大学の論文のこと

 

4%ルールとは、トリニティ大学というところが研究した論文のことです。

この論文のことを『トリニティスタディ』、別名『4%ルール』とも呼びます。

 

トリニティスタディの内容は、次の通り。

 

✔︎【トリニティスタディの内容】

※スマホの方は横にスクロールできます

【研究/項目】【内容】
【研究内容】資産を長持ちさせるため最適な引き出し率を研究
【研究期間】1926年〜1995年の70年間
【投資先】・株式(S&P500)
・高格付社債(LQD)
【取り崩し方】初年度の資産額3%分〜12%分を毎年切り崩す
【資産配分】・株式100%
・株式75%:債券25%
・株式50%:債券50%
・株式25%:債券75%
・債券100%
【成功の定義】30年間資産が0にならなければ成功とする

出典:『Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable

 

高卒サラリーマン

4%ルールとは、『資産が長期間に枯渇しない取り崩し率』を研究した論文のことを言います。

 

【なぜ4%?】米国株平均リターン7%からインフレ率3%を引いた値

 

悩む人

なぜ4%で取り崩すの?

 

高卒サラリーマン

この研究期間中

  • 米国株(S&P500)の平均利回りが7%
  • 米国のインフレ率が3%程度だったため

7%-3%=4%になるからです。

 

米国株(S&P500)の平均リターン7%から米国のインフレ率3%を引くと、期待リターンは4%になります。

7%-3%=4%

この理論によって、「4%分取り崩し続けても、資産は枯渇しないよね」という考え方が広まったのだと思います。

 

ちなみにインフレとは、物の価値が上昇することを言います。

 

高卒サラリーマン

インフレが3%ずつ上昇するということは、毎年3%ずつお金の価値が下がるということを意味しています。

 

【インデックス投資の出口戦略】サイドFIREに4%ルールが有効な理由とは?

 

【インデックス投資の出口戦略】サイドFIREに4%ルールが有効な理由とは?

 

インデックス投資・サイドFIREの出口戦略に、この4%ルールがよく用いられています。

 

なぜなら、毎年資産を4%ずつ取り崩す場合、総資産額が『年間生活費の25倍(100÷4=25)』あれば資産は理論上枯渇しないからですね。

 

実際に、5,000万円の総資産を利回り7%で運用できる場合、4%ずつ取り崩しても、資産は減るどころか、3%ずつ増えていきます。

(※インフレを考慮していない場合)

 

高卒サラリーマン

サイドFIREの場合、『年間生活費×25倍の半分』の資産を用意できれば、生活費の半分をカバーできる不労所得が理論上完成します。

 

参考記事:『【サイドFIREとは?】いくら必要?独身者は3,000万円で可能?計算式と注意点5つを解説!

 

【結論】4%ルールに適しているポートフォリオが『S&P500』である3つの理由

 

【結論】4%ルールに適しているポートフォリオが『S&P500』である3つの理由

 

結論からいうと、4%ルールに適しているポートフォリオは、『S&P500』に連動する商品へ投資することだと思っています。

好みで『LQD(高格付け米国社債)』と組み合わせて、ポートフォリオを作れば良いのではないかと。

 

✔︎『S&P500』とは?

S&P500とは、『アメリカを代表する大企業500社を選出した指数』のことを指します。

→参考記事:【S&P500とは?】アメリカを代表する500社を選出した指数のこと

LQDとは、投資適格とされるBBB以上の格付けを獲得している社債、1500銘柄のみで構成されている債権ETFのことです。

 

S&P500がオススメな理由は、次の3つがあげられるからです。

 

✔︎『S&P500』が適している理由

  1. 『S&P500』への投資は4%ルールが60年間有効だと証明済み
  2. 米国株(S&P500)は過去の平均120年間にリターンが6.5%
  3. 今後も株価が伸びやすいのは米国株の可能性が高い

 

高卒サラリーマン

一つずつ解説していきいます。

 

✔︎【合わせて読みたい】

【どっち?】『eMAXIS Slim 米国株式(S &P500)』と『VOO』・『2558』・『SBI・V・S&P500』の違いを徹底比較!

【徹底比較】『emaxis slim 米国株式(S &P500)』と『VOO』はどっちがいい?『2558』・『SBI・V・S&P500』との違いも比較!
参考【どっち?】『eMAXIS Slim 米国株式(S &P500)』と『VOO』・『2558』・『SBI・V・S&P500』の違いを徹底比較!

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【サイドFIREにオススメな投資信託とは?】FIREの出口戦略『4%ルール』と『インデックス投資』の視点から厳選!

参考【サイドFIREにオススメな投資信託とは?】FIREの出口戦略『4%ルール』と『インデックス投資』の視点から厳選!

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【理由①】『S&P500』への投資は4%ルールが60年間有効だと証明済み

 

理由一つ目は、『S&P500へ投資して、60年間4%ルールが有効だと過去のデータが証明している』からです。

 

実際に、FIREコミュニティの研究者による『Early Retirement Now』という論文によると、60年後の資産は、85%の確率で残り続けているようです

 

✔︎『Early Retirement Now』の研究内容

【研究/項目】【内容】
【研究内容】1871〜2015年(144年間)
【投資先】・株式(S&P500)
・米国高格付け社債(LQD)
【取り崩し方】初年度の資産額4%分を毎年取り崩す
【保有割合】・株式(S&P500):75%
・米国高格付け社債(LQD):25%
【枯渇しない確率】・40年後:93%
・50年後:88%
・60年後:85%

出典:『Early Retirement Now

 

✔︎『Early Retirement Now』から引用

4%ルール インデックス投資 ポートフォリオ

出典:『Early Retirement Now

 

Early Retirement Now』の研究結果によると、株式(S&P500)75%、米国高格付け社債(LQD)25%を保有して、毎年4%取り崩しても、

  • 40年後→93%
  • 50年後→88%
  • 60年後→85%

上記のような確率で資産は残っています。

 

『S&P500』は過去の大暴落を幾度となく乗り越えた実績も信頼性が高め!

 

また、『S&P500』は過去144年間、歴史的な大暴落を幾つも経験し、乗り越えてきたという実績もあります。

 

✔︎【S&P500が乗り越えてきた過去の歴史的大暴落】

【世界恐慌】

1929年8月~1932年6月:-86%

【1937年大不況】

1937年2月~1938年3月:-53%

【ブラックマンデー】

1987年8月~1987年11月:-34%

【ITバブル崩壊】

2000年3月~2002年10月:-49%

【リーマンショック】

2007年10月~2009年3月:-56%

【コロナショック】

2020年2月~2020年3月:-34%

 

こういった歴史的大暴落を乗り越えて、現在進行形で最高値を更新し続けています。

 

✔︎【1927年〜2021年の長期チャート】

S&P500 過去100年間 値動き

出典:『米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) / 30%以上の暴落は過去8

 

グローバル・マーケット・ストラレジストのブライアン・レヴィット氏』の言葉によると、『S&P500』は暴落から回復するまでに平均して約4.4年かかる模様。

 

✔︎『History provides insight on how long』

弱気相場からの株価の回復期間は、平均して4.4年、取引日ベースでは1,100日かかっています

(回復期間は、株式市場が底入れして以前の高値に到達するまでの期間としています)。

出典:『History provides insight on how long

 

高卒サラリーマン

このデータを基にすれば、5年ほど凌ぐと、株価は元の相場価格より高値にいく可能性が高い、と考えて良い気がします。

 

【理由②】米国株(S&P500)は過去の平均120年間にリターンが6.5%

 

理由2つ目は、『米国の過去103年間の平均リターンが6.5%程度』だからです。

 

実際に、『株式投資の未来』という書籍によると、米国株(S&P500)の1900年~2003年の平均リターンは、インフレ込みで約6.5%とのこと。

 

✔︎『株式投資の未来』より引用

米国の1900年~2003年の株式の平均実質リターンは6%~7%の間

『株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす』( P201 著者ジェレミー・シーゲル)

 

このくらいのリターンが今後も見込めれば、4%で取り崩しても資産は減りづらいでしょうね。

 

 

今後もこれだけのリターンが見込めるとは限らない

 

悩む人

今後もこれだけのリターンは現実的に見込めないんじゃない?

 

高卒サラリーマン

それは、全くその通りで、この先も同じようなリターンが獲得できるとは思わない方がいいでしょうね。

 

バンガード社』によると、今後の米国株の平均リターンは、約4%ほどとも言われていますからね。

 

他にも、ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏は、今後10年間の『S&P500』のリターンは6%になると予測しています。

 

✔︎【デービッド・コスティン氏の言葉】

これが利益拡大、利益率拡大を続けさせ、基本的にリスクを高める。 独禁法など多くの変数が入ってくる。

 今後10年のトータル・リターンは年率6%を前提にすべきだと思う。

出典:『今後10年の米国株トータル・リターンは6%:ゴールドマン

 

✔︎【参考動画】

 

高卒サラリーマン

これについては、『 【懸念点①】米国株の平均リターン7%は非現実的である』の項目で詳しく解説しています。

 

【理由③】今後も株価が伸びやすいのは米国株の可能性が高い

 

理由3つ目は、『今後も株価が伸びやすいのは、米国株である可能性が高い』と考えられるからです。

 

なぜなら、次のような理由が挙げられるからです。

 

✔︎【米国株が今後も伸びると考えられる理由】

  1. 人口が増え続ける可能性が高い
  2. 米国企業は『自社株買い』が積極的である
  3. 米国企業はjob型雇用で生産性が高い
  4. イノベーションが起こりやすい国である

 

こう言った背景から、米国は今後も伸び続ける可能性が高いと考えられます。

 

実際に、『年金支給は78歳から⁉ 2050年の日本が直面する「8つの現実」』のよると、米国の人口は、先進国の中でも唯一右肩上がり。

 

米国 先進国 人口推移

出典:『年金支給は78歳から⁉ 2050年の日本が直面する「8つの現実」

 

しかも、平成28年度の米国企業(S&P500)と日本企業(TOPIX)の『自社株買い』の金額の差は、5倍以上です。

 

米国企業 S&P500 日本企業 TOPIX 自社株買い

出典:『生命保険協会』

 

実は、自社株買いを行っていなかった場合、「S&P500は現在よりも26%ほど低い株価になっていたはずだ」とも言われているんです。

 

S&P500 自社株買い

出典:『NHK-アメリカ株価好調のからくり 「自社株買い」 』

 

自社株買いが株価に与える影響って大きいんですね。

 

あと、『VEA(米国株除く先進国)』の過去10年間の値動きは、『VOO(S&P500)』よりも低めです

 

米国株 S&P500 先進国株 VEA 比較

出典:『【結論】投資初心者は「全世界株」と「米国株」どちらに投資すべきか?

 

高卒サラリーマン

こう言ったことを踏まえると、米国企業(S&P500)は、今後も伸びる可能性が高いと感じますよね。

 

【参考記事】→【サイドFIREにオススメな投資信託とは?】FIREの出口戦略『4%ルール』と『インデックス投資』の視点から厳選!

 

参考【サイドFIREにオススメな投資信託とは?】FIREの出口戦略『4%ルール』と『インデックス投資』の視点から厳選!

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『VTI(全米株式)』に投資するか迷っている人へ

 

悩む人

『楽天VTI』や『SBI・V・全米株式』に投資するのはだめなの?

 

高卒サラリーマン

結論からいうと、どっちを買っても全く問題ありません。

 

なぜなら、投資先も値動きも『S&P500』とほとんど同じだからです。

 

実際に、『VTI』と『S&P500』の過去の値動きと上位10銘柄はこんな感じです。

 

✔︎【過去の値動き】

S&P500 VTI 値動き

(出典:YAHOO!ファイナンス

 

✔︎【上位10銘柄】

※スマホの方は横にスクロールできます

【銘柄/投資先】【S&P500】【VTI】
【1位】アップル(Apple):6.68%アップル(Apple):5.32%
【2位】マイクロソフト(Microsoft):5.30%マイクロソフト(Microsoft):4.41%
【3位】アマゾン(Amazon):4.38%アマゾン(Amazon):3.64%
【4位】フェイスブック(Facebook):2.07%グーグル(Google):2.67%
【5位】テスラ(Tesla):1.69%フェイスブック(Facebook):1.72%
【6位】グーグル(Google)(議決権あり):1.66%テスラ(Tesla):1.40%
【7位】グーグル(Google)(議決権なし):1.60%バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc):1.12%
【8位】バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc):1.42%ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson):1.09%
【9位】ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson):1.31%JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPMorgan Chase & Co.):1.01%
【10位】JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPMorgan Chase & Co.):1.22%VISA:0.97%

出典:『CRSPINDEXES』『BlackRock

 

高卒サラリーマン

ご覧の通り、ごちらも基本的に同じなので、将来的な資産額やリターンも変わらないと思います。

 

【参考記事】→『楽天VTI』と『eMAXIS Slim S&P500』どっちがオススメ?違いや構成銘柄を徹底比較!

 

参考【サイドFIREにオススメな投資信託とは?】FIREの出口戦略『4%ルール』と『インデックス投資』の視点から厳選!

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全世界株式ではダメなのか?

 

高卒サラリーマン

結論からいうと、全世界株式の場合、4%で取り崩すとS&P500よりも枯渇率が上昇すると証明されているため僕はオススメしません。

 

実際に、『The Sustainability of (Global) Withdrawal Strategies』によると、結果は次の通り。

 

✔︎『The Sustainability of (Global) Withdrawal Strategies』の研究結果

【保有割合】

  • 株式60:債権40

【資産の切り崩し方】

  • 初年度の資産額の4%ずつ毎年切り崩し

【30年後の破綻確率(F:Failure late)】

  • 米国株で4%
  • 全世界で22%

 

✔︎『全世界株式』と『米国株式』の枯渇率を比較

米国株式 全世界株式 4%ルール 比較

出典:『The Sustainability of (Global) Withdrawal Strategies

 

1900年〜2017年までの米国株と全世界株の平均リターンは、約1.3%差。

つまり、この結果はある意味妥当。

 

✔︎【米国株式と全世界株式のリターン比較】

全世界株式 米国株式 リターン 比較

出典:『Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2018(PDF)』

 

高卒サラリーマン

過去のデータを重んじるのであれば、米国株に投資する方がいいと思います。

 

【比較】eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)と米国株式(s&p500)はどっちがいい? 

【比較】eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)と米国株式(s&p500)はどっちがいい? 両方もつ意味とは?
参考【比較】eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)と米国株式(s&p500)はどっちがいい? 両方もつ意味とは?

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日本で4%ルールを活用する注意点3つとは?【失敗する可能性大!】

 

日本で4%ルールを活用する注意点3つとは?【失敗する可能性大!】

 

実は、日本で4%ルールを活用する場合、次の3つに注意する必要があります。

 

✔︎【日本でS&P500を活用する場合の注意点3つ】

  1. 『為替リスク』と『インフレリスク』
  2. 研究では売却税20%分が考慮されていない点
  3. 『投資信託』と『ETF』の運用コストの差

 

高卒サラリーマン

一つずつ、解説していきます。

 

【注意点①】『為替リスク』・『インフレリスク』

 

注意点1つ目は、『為替リスク』と『インフレリスク』です。

 

なぜなら、米国と日本では利用している通貨もインフレ率も異なるからです。

 

✔︎【為替リスクとは?】

為替リスクとは、他国の通貨と自国の通貨の価値が違うことによって生じる損失を被るリスクのこと。

 

実際に、日本から米国株に投資しているのであれば、取り崩す際は、ドルの価値に置き換える必要があります

 

例えば、次のようなケースを見てみましょう。

 

✔︎【総資産が100万ドル(9800万円ほどの価値)だった場合】

  • ❌:9,800万円の4%分を取り崩す
  • ⭕️:100万ドルの4%分を毎年取り崩す

 

また日本と米国ではインフレ率に差があります。

『日本消費者物価の推移 Yahooニュース』によると、日本のインフレ率は1990年から停滞しているのに対して、米国は2%強増え続けているんですよね。

 

✔︎【米国と日本のインフレ率の差】

日本 米国 インフレ率

出典:『日本消費者物価の推移 Yahooニュース

 

高卒サラリーマン

日本とアメリカでは前提条件が結構違っているので注意ですね。

 

【注意点②】研究では売却税20%分が考慮されていない点

 

注意点2つ目は、『トリニティスタディの研究では売却税20%分が考慮されていない』という点です。

 

なぜなら、本来、売却する際は利益に対して約20%課税されるものだからです。

 

実際に、元本2,500万円に対して、500万円の利益が乗っていた場合を例に見てみましょう。

 

✔︎【総資産3,000万円(元本2,500万円+500万円の利益)】

【3,000万円を4%で取り崩す場合】

  • 手元に残る金額は、116万円
  • 3,000万円×4%=120万円。
  • 500万円×4%=20万円分に対して20%課税。
  • 120万円−(20万×0.2)=116万円
  • 結果、手元に残る金額116万円。

 

課税される場合、手元に残る金額は減るので、注意が必要ですね。

 

悩む人

含み損の時は、課税されない?

 

高卒サラリーマン

含み損の時は課税されません。

総資産が元本以下であれば、売却税は0円です。

 

【注意点③】『投資信託』と『ETF』の運用コストには差がある

 

注意点3つ目は、『投資信託とETFの運用コストに差があること』です。

 

なぜなら、日本で資産形成している人の大半がETFよりも運用コストが高い投資信託を購入しているからです。

 

実際に、S&P500に連動している商品である

【ETF】

  • 『VOO』:0.03%(経費率)

【投資信託】

  • 『eMAXIS Slim 米国株式』:0.14%(実質コスト)

これらを比較してみると、0.1%以上差がありますね。

 

高卒サラリーマン

トリニティスタディの研究では、低コストなETFが用いられています。

 

【机上の空論説】4%ルールの5つの懸念点とは?

 

【机上の空論説】4%ルールの5つの懸念点とは?

 

4%ルールは魔法の制度のように思えますが、5つの懸念点があります。

 

✔︎【4%ルールの5つの懸念点】

  1. 米国株の平均リターン7%は非現実的である
  2. 暴落時に取り崩すと資産の枯渇率が上昇
  3. 株式売却税率が改正される可能性
  4. 暴落時にも取り崩すのは心理的ハードルが高い件
  5. 所詮過去のデータに過ぎない

 

こう言ったことに気をつけるべきですね。

 

高卒サラリーマン

一つずつ解説していきいます。

 

【懸念点①】米国株の平均リターン7%は非現実的である

 

懸念点1つ目は、『米国株の平均リターンが7%であることは非現実的である』という点です。

 

なぜなら、今後の米国株の予想リターンは7%を完全に下回っているからです。

 

実際に、バンガード社によると、今後の米国株のリターンは、約4.02%ほどと言われています。

 

✔︎米国株の今後10年間のリターン予測

米国株 今後10年 リターン

 

出典:『Fuel for the F.I.R.E.: Updating the 4% rule for early retirees

 

もしこれが現実的であれば、4%での取り崩しは資産が枯渇してしまう可能性が高いでしょう。

 

高卒サラリーマン

あくまで未来予測に過ぎませんが、直近の米国株のリターンが良すぎるのは間違いないと思いますね。

 

【懸念点②】暴落時に取り崩すと資産の枯渇率が上昇

 

懸念点2つ目は、『暴落時に取り崩すと、資産の枯渇率が上昇する』という点です。

 

なぜなら、安値の時に株価を売却するため、元本を減らしてしまうことになるからです。

 

実際に、トリニティスタディの研究でも、

  • 暴落があった期間の研究
  • 比較的安定していた期間の研究

この両者の資産の枯渇率には差があります。

 

1926年〜1995年の研究期間中、株式100%のポートフォリオを4%で取り崩し続けた場合、30年後の枯渇率は2%

 

✔︎【1926年〜1995年の枯渇率】

4%ルール 暴落時 取り崩し

出典:『Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable

 

この期間中、次のような暴落がありました。

 

✔︎【1926年〜1995年にあった−30%以上の暴落】

【世界恐慌】

1929年8月~1932年6月:-86%

【1937年大不況】

1937年2月~1938年3月:-53%

【ブラックマンデー】

1987年8月~1987年11月:-34%

 

逆に、1946年〜1995年の研究期間中、株式100%のポートフォリオを4%で取り崩し続けた場合、30年後の枯渇率は0%です

 

✔︎【1946年〜1995年の枯渇率】

4%ルール 枯渇率

出典:『Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable

 

この期間中の暴落は、次のとおり。

 

✔︎【1946年〜1995年にあった−30%以上の暴落】

【ブラックマンデー】

1987年8月~1987年11月:-34%

 

1926年〜1995年に比べ、1946年〜1995年の方が、資産の枯渇率が2%も少ないんです。

 

高卒サラリーマン

このデータからも暴落時に取り崩すと、資産の枯渇率は上昇してしまう恐れがあることが分かってきます。

 

【懸念点③】株式売却税率が改正される可能性

 

懸念点3つ目は、『株式の売却時にかかる課税率が変わる可能性が高い』ということです。

 

なぜなら、すでにアメリカでは、キャピタルゲイン(含み益)への課税を20%から39.6%に変更する、増税案が出ているからです。

 

✔︎【バイデン氏の政策】

バイデン大統領は、所得が100万ドルを超える富裕層に対するキャピタルゲイン課税の税率を39.6%と、現行の2倍近くに引き上げることを提案する見通し。

出典:『米キャピタルゲイン増税案、テクノロジー株などの売り材料に

 

実際に、この『キャピタルゲイン増税案』が実施されれば、日本でも数年後に実施される可能性は十分にあるでしょうね。

 

高卒サラリーマン

こうやって税制度はこれから先、どんどん変化していくと思います。

 

【懸念点④】暴落時にも取り崩すのは心理的ハードルが高い件

 

懸念点4つ目は、『暴落時にも取り崩すのは心理的ハードルが高い』と思う点です。

 

なぜなら、資産が枯渇する可能性を高めますし、元本を下回ったものを取り崩すには精神的ダメージがかなり生じると考えられるからです。

 

実際に、ぼく自身日頃からサイドFIREやFIREした人達のブログを見漁ってます。

でも僕が知る限り、インデックス投資の取り崩しのみで生活している人は、見たことがありません。

 

【サイドFIREした人のブログ引用】

いろんなことでカネを稼いでます。

ブログのアフィリエイト ブログのASP YouTubeのアフィリエイト これで月3~4万円です。

生活費をまかなうことができます。 持続化給付金が40万円 クレームで30万円 治験で寝っころがって30万円 など、ときどきドカンとカネが入ります。

あとは投資もちょっとだけやってます。

それもプラスです。

結果、リタイアして1年半で100万円以上増えている。

無職で働かないのに資産が増える……🤔 ある意味「最強の生活」です。

出典:【最強の生活】セミリタイア後に「資産が増える」と無敵になれます

 

上記のように、サイドFIRE経験者も、毎月のフロー(収入)があると、精神的に無敵状態だと仰っています。

 

高卒サラリーマン

暴落っていつ治るか分からないし、資産が減っていくだけの状態だと、精神的にかなりキツいと思います。

 

【懸念点⑤】所詮過去のデータに過ぎない

 

懸念点5つ目は、『所詮過去のデータに過ぎない』ということです。

 

なぜなら、未来が過去と同じようになるなんてありえないから。

 

実際に、世界一の投資家『ウォーレン・バフェット』でさえ、コロナショックで航空株を全て手放すという失敗をしていましたね。

 

✔︎【ウォーレン・バフェットの言葉】

大幅な損失を出してでも、航空株を手放すことを決めた」とバフェットは語った。

「将来的に資金を食いつぶすと予想される企業に資金は出せない。(航空業界は)需要が干上がっている状態だ。基本的に、空の旅は停止状態にある」

またバフェットは、航空各社に「これまでに70億ドルから80億ドルを投じたが、回収できた金額はそれに遠く及ばない」とも説明。

航空業界への投資は「私のミスだった」と責任を認めた。 

出典:バフェットが米航空株をすべて売却、「私のミスだった」

 

コロナのような感染症が起こること、コロナの影響で私生活がこんなにも変わるなんて、誰が予想することができたしょう?

 

高卒サラリーマン

どんなプロでも未来なんて予想できないので、過去のデータは期待はしない方が賢明です。

 

4%ルールの失敗確率を減らす3つの対策方法とは?

 

4%ルールの失敗確率を減らす3つの対策方法とは?

 

最後に、4%ルールの失敗確率を減らす3つの対策方法を紹介します。

 

✔︎【4%ルールの失敗確率を減らす3つの対策方法】

  1. 3%程度で取り崩す
  2. 暴落時は働いて稼ぐ
  3. 資産以外からの収入源を複数持つ

 

高卒サラリーマン

一つずつ解説していきます。

 

【対策方法①】3%程度で取り崩す

 

対策方法一つ目は、『3%程度で取り崩すのを基準にする』ということです。

 

なぜなら、3%で取り崩すのであれば、資産は60年後も100%の確率で残っているからです。

 

実際に、FIREコミュニティ『Early Retire Now』の筆者による研究内容とシュミレーション結果を見てみましょう。

 

✔︎『Early Retire Now』の研究データ

【項目/説明】【説明】
【研究期間】・1871〜2015年(144年間)
【投資先】・株式(S&P500)
・米国高格付け社債(LQD)
【取り崩し方】・初年度の資産額4%分を毎年取り崩す
【保有割合】・株式(S&P500):75%
・米国高格付け社債(LQD):25%
【枯渇しない確率】・40年後:93%
・50年後:88%
・60年後:85%

 

 

✔︎【3%ルールで取り崩した場合の枯渇率】

4%ルール 60年

出典:『Early Retire Now

 

このように過去のデータ上では3%の取り崩しであれば、資産の枯渇率は60年後も0%なんです。

 

高卒サラリーマン

3%取り崩しは、長生きリスクが考えられる僕らにとって、個人的にもおすすめな選択だと思っています。

 

【対策方法②】暴落時は働いて稼ぐ

 

対策方法2つ目は、『暴落時は働いて稼ぐ』ということです。

 

なぜなら、暴落時に取り崩さない、もしくは取り崩し金額を減らすだけでも、資産の寿命は長くなるからです。

 

実際に、『グローバル・マーケット・ストラレジストのブライアン・レヴィット氏』によると、暴落から回復までの期間は平均で約4.4年。

したがって、このくらいの期間を凌げれば、資産の枯渇する確率はかなり減らせると思うんです。

でも、暴落期間を凌ぐためには、資産以外からの収入が必要になります。

 

高卒サラリーマン

  • 副業
  • バイト

こういったことで生活費を稼げれば、暴落時に資産を切り崩す金額を減らしたり、取り崩さないことも可能になりますもんね。

 

【参考記事】→サイドFIRE達成後にオススメの仕事(副業)【7選】とは?

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参考サイドFIRE達成後にオススメの仕事(副業)【7選】とは?【仕事選びの注意点3つも解説】

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【対策方法③】資産以外からの収入源を複数持つ

 

対策方法3つ目は、『資産以外からの収入源を複数もつ』ということです。

 

なぜなら、取り崩し額を減らしても生活していけるし、収入が途絶えるリスク軽減に繋がると思うからです。

 

実際に、サイドFIREした人たちを見ていると、資産以外からの収入を持ち、極力資産の取り崩しを抑えている印象を持ちます。

 

サイドFIRE達成者の『SOUTAI 40』のブログ筆者さんも、現在は資産以外からの収入で生活費の大半をカバーしているようです。

 

✔︎『SOUTAI 40』のブログ内での言葉

わたしのセミリタイア生活の収入源の主力は、当ブログの収益だった。

が、最近は「ブログの収益」より「Kindle本の印税収入」の方が大きくなる月が増えている。

理由はシンプルだ。

ブログの収益が減っているから。

ただし、ブログの稼ぎが減った分を補うようにKindle本の収益が増えている。

収入源を複数作っておいてよかった。

出典:セミリタイア生活の収入源の主力はブログからKindleへ

 

先ほど紹介した、『30歳1,000万円でセミリタイアしたミクさん』も同様のことを言っていましたよね。

 

✔︎『30歳1,000万円でセミリタイアしたミクさんの言葉』

いろんなことでカネを稼いでます。

ブログのアフィリエイト ブログのASP YouTubeのアフィリエイト これで月3~4万円です。

生活費をまかなうことができます。 持続化給付金が40万円 クレームで30万円 治験で寝っころがって30万円 など、ときどきドカンとカネが入ります。

あとは投資もちょっとだけやってます。

それもプラスです。

結果、リタイアして1年半で100万円以上増えている。

無職で働かないのに資産が増える……🤔 ある意味「最強の生活」です。

出典:【最強の生活】セミリタイア後に「資産が増える」と無敵になれます

 

高卒サラリーマン

資産以外からの収入源を複数持つ重要性は、サイドFIRE達成者の言葉を見ていても伝わってきます。

 

【まとめ】4%ルールはあくまで過去のデータに過ぎない

 

【まとめ】4%ルールはあくまで過去のデータに過ぎない

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

 

本記事の内容をまとめると次の通りです。

 

✔︎【本記事の内容】

  • 4%ルールに適しているポートフォリオは『S&P500』を中心とした『高格付け社債(LQD)』を合わせたもの

【S&P500のメリット3つ】

  1. 『S&P500』への投資は4%ルールが60年間有効だと証明済み
  2. 米国株(S&P500)は過去の平均120年間にリターンが6.5%
  3. 今後も株価が伸びやすいのは米国株の可能性が高い

【4%ルールを日本で活用する際の注意点3つ】

  1. 為替リスク・インフレリスクがあること
  2. 研究では売却税20%分が考慮されていない点
  3. 『投資信託』と『ETF』には運用コストの差があること

✔︎【4%ルールの5つの懸念点】

  1. 米国株の平均リターン7%は非現実的であること
  2. 暴落時に取り崩すと資産の枯渇率が上昇すること
  3. 株式売却税率が改正される可能性があること
  4. 暴落時にも取り崩すのは心理的ハードルが高いと思うこと
  5. 所詮過去のデータに過ぎないこと

✔︎【4%ルールの失敗確率を減らす3つの対策方法】

  1. 資産以外からの収入源を複数持つこと
  2. 暴落時は働いて稼ぐこと
  3. 3%程度で取り崩すこと

 

高卒サラリーマン

『S&P500』を中心としたポートフォリオは、過去のエビデンスがある分、信頼性は高めです。

 

ですが、投資の世界は未来が不確実。

 

今後も『S&P500』が過去のように高パフォーマンスを維持し続けるかは誰にも分かりません。

ただ、どれにしようか迷っているのなら、『S&P500』に投資しておいて、間違いないと思います。

 

高卒サラリーマン

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